暗号 - この不思議で魅力的な世界 (1)

暗号の歴史

暗号と聞くと戦争が思い浮かぶ。
太平洋戦争の真珠湾攻撃のあれ・・・トラトラトラとか。

トラトラトラ - Wikipedia

暗号の始まり

暗号技術は文字が普及してから発展したといわれている。文字が誕生する前でも何かしらコミュニケーションをとる手段があった。絵とかそういった類のもの。

紀元前5世紀(転置式暗号)

古代ギリシャではスキュタレーと言われる棒のようなものに文字を書いた皮ひもを巻き付けると伝えたいことばが浮かび上がるというもの。

スキュタレー - Wikipedia

紀元前2世紀(換字式暗号)

これまた古代ギリシャの時代、ポリュビオスという軍人(人質でローマに・・・)が考えた暗号方式。簡単に言えば、文字を別の文字とか符号に置き換えるもの。
踊る人形なんかもこれにあたるらしい。

ポリュビオス - Wikipedia

踊る人形の暗号解読 Cryptanalysis of "The Adventure of the Dancing Men"

紀元前1世紀(シーザー暗号)

ジュリアスシーザー、名前くらいは聞いたことがある。
シーザー暗号は文字をずらす方法で暗号化する。
ずらし量がばれてしまうと盗聴され放題になってしまうので、
情報を送るたびにずらし量を変えたりするといった工夫がいるね。
ずらし量の規則まで見破られるとアウトですけど。

多言語シーザー暗号(Universal Caesar cipher)

14世紀以降

ここから先は数学が使われるようになりずいぶん高度になっていく。

  • 暗号円盤
  • グリル暗号

暗号をやっきになって解読しようとする者と
それを阻止しようとより難解な暗号化を考える者との
お互いの姿が目に映らない者同士のバトルが暗号化の発展に寄与することになる。